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自然吸気であるNA車。
みなさんがお乗りのRX−8もNA車です。
しかし、「ロータリーエンジンだからその吸気方法がレシプロとは違う」
というワケではありませんが、
正しい、自然吸気の方法を知っている方も少ないと思うので
ここでは、誰にでも分かり易く専門用語などを使わずに解説します。
まず、自然吸気の吸気方法でよく耳にするのが・・・
“負圧を利用して空気を吸い込んでいる”などと言われていますが
何のことだか正直よく分からない方も多いと思います。
では、実際にどういった方法かを具体的に解説していきます。
「負」と言えば「マイナス」を連想される方も多いと思いますが、
実際には、マイナスの圧力なんて、この世にはありえません。
最も最低でも、真空状態である「0=ゼロ」気圧が最低で
マイナスと言うと、気温のように「マイナス何℃」といった具合に
ゼロ以下の「−」を想像しますが、圧力においてはそうではありません。
では、圧力において「負圧」とはどういう状態かと言えば
物理や工学上の「負圧」の定義では、
0(ゼロ)より下はないので、
1気圧以下0(ゼロ)未満の小さな圧力を「負圧」と言います。
なので「負圧で吸気している」と言われている自然吸気は、
1気圧以下の圧力で吸気していると言う事ですが、
この気圧の数字は厳密に覚えておかなくてもいいですが・・・、
覚えておいて欲しいのは、
基本的に空気などの気体は、
圧力の高い方から低い方へ流れます。
この自然の法則を利用して吸入しているのが自然吸気と
呼ばれる、いわゆる「NA車の吸気システム」です。
もう少し詳しく解説しますが、
エンジンの爆発工程は、
ロータリーエンジンだろうがレシプロエンジンだろうが
ガソリンと空気が混ざった混合気が
「吸入→圧縮→爆発→排気」の順で1サイクルです。
最も混合気が圧縮された高圧力状態の時に
プラグから火花が出て爆発して排気するのですが
混合気が爆発して排気された状態の燃焼室内部は
何も残っていない状態に近いので
圧力も限りなく0=ゼロに近い状態です。
そうすると、空気等の気体は圧力が高い方から低い方へ
流れるので、
エアクリーナーを通って、圧力の低いエンジンの燃焼室へ
流れていき、ガソリンと混ざって混合気となり吸気されます。
もちろん、この吸気は「混合気が圧縮、爆発、排気」と3つの
動作をしているときは、吸気口(サイドポート)が閉じているので
吸気はされませんが、
その間は、一瞬ですが吸気口の外で空気が渋滞している状態で
さらに渋滞の列の後ろからドンドン空気が押しつめてくる
「おしくらまんじゅう」のような状態になり、
よりスムーズに吸入が行われます。
これが自然吸気=NA(ナチュラル・アスピレーション)の
基本的なメカニズムです。
これに対して、ターボ車の場合は・・・、
エンジン燃焼後に排出される排気ガスをタービンという
加給装置に送り込み排気ガスの勢い(俳圧)を利用して
タービン内部の羽根を回転させることで
強制的に空気を吸い込んで燃焼室内部に取り込んでいます。
なので、自然吸気のNA車より吸気量は増大して
より大きなエンジンパワーを得ることができますが
いずれにしても、
NA車とターボ車の違いは「吸気方法」であって
「吸気→爆発→排気」という基本原則は変わりありません。
が・・・・、
NA車のRX−8と、ターボ車のRX−7の場合、
同じロータリーエンジンですが、
実は、かなりエンジンの構成部品に違いがあります!
この違いこそが、
多くのRX−8のエンジンの圧縮が低い原因につながっている!
その違いを十分ではないにしても少しでも理解できれば
エンジンの圧縮を落とすことなく乗れるのと、
ただ単に「NA専用オイル」という言葉の感じだけで
選んで失敗するということは避けられるようになります。
それでは、次のページでは
「RX−7とは違うRX−8のエンジン構造」について
解説しましょう!
◆次の章「RX−7とは違うRX−8のエンジン構造について」を
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