ブログ2013.10.13/車高調入れたって走りは安定しない
RX−7のFD3Sが生産中止になって早い物で10年になる。
RX−8だって、前のブログでも話したけど初期型なら10年は経過している。
そんなロータリーなクルマ達。
まだまだ、社外パーツを取付けしたいオーナーは沢山いて
その中でも「足廻り」は、やっぱり車高を落としてカッコ良くしたいとか
ノーマルな走りをよりアクティブにしたいとか思って、いわゆる車高調などを入れたい人が多い。
「メンテナンス第一」とか言っておきながら、結構カッコから入るタイプの俺は
その気持ちは、痛いほど分かる
でも、やっぱ基本が大事なのね。
どんなに高価で素晴らしい車高調を入れたって、その足廻りを支えている
アームの状態や、その付け根がシッカリしてなきゃ素晴らしい足廻りの恩恵を得ることはできない。
だから、より安定して今までよりもアクティブな走りを求めるなら
車高調よりも先にブッシュ類をきちんと良好にしないと意味が無い。
そりゃ〜ぁ、サスペンションも走行時の振動とかを吸収するよ
でもね、サスペンションを支えるアーム類、もっと突っ込んで言うと、
その付け根のブッシュ類も様々なショックを吸収しているワケだ
だから、アクティブに走っても安定した走りを得たいなら
高価な車高調を買う前に、基礎の部分のブッシュ類を先に正すべき。
だけど、それをすすめる店が少ないのが問題
まぁ、ただ単に車高調売って取付けした方が利益あるからね・・・
それに、自称プロでも、そんなこと知らない輩が多いのも事実
最近、「某有名メーカーの高い車高調が入っているから絶対にお買い得!」と言われて
FD3Sの5型の中古車を買ったオーナーが点検に来た。
確かに比較的新しめの高い車高調は入っていたけど走りは酷いもんだった。
点検したら、ブッシュはダメ。(タイヤもブレーキもダメ)
アライメントなんか俺に言わせたら明後日の方向にむいているってな具合で
もう、お話にならない状態だった。
やっぱり、なんでも基本が大事
上の画像は、その人のFDのブッシュ類ではないけど
取り外してあるピロボールが、手でカンタンに動いてしまうケースが非常に多い。
ピロボールが手で動くって、もう役割を果たしていない
だって車の車重に加えて、走行時の衝撃が加わって初めて動く部分(部品)が
手でカタカタ動いたら、もう逝っているのは誰でも分かるよね。
社外パーツって、すごく魅力的だよ
とくに自分も含めてクルマ好きな奴らは、パーツに目が無い(>_<)
だけど、基本を無視してパーツだけに頼ると失敗する。
社外パーツを入れるのって、より良い状態を求めるからこそ
高いお金を払うワケなんだから、きちんとした効果を得たいなら
まずは、ベースをしっかりさせることだ。
そのことを常に忘れないでほしいと思う。
長くなってきたけど、今日もお付合いありがとう!