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ブログ2014.09.20/困った純正部品の品質低下

こんばんは、石井です。

急激に秋になってしまい、ちょっと淋しい気もしますが

みなさん夏の疲れは出ていませんか?

 

ここのところも、作業があまりに詰まり過ぎて

ブログを一時お休みさせてもらっていました。

 

って、以前から頻繁に更新していたワケではあありませんが・・・

 

さて、夏の疲れと言えば、我らが愛するRX-7、RX-8の方も

本当に疲れが溜まっているというか

RX-8の後期型も最近では、頻繁に修理に入るようになりました。

 

まったく困ったもんですが、今日は、純正部品の品質についてお話したいと思います。

 

「純正部品」と言えば、みなさん、ものすごく品質が安定していて

どこか壊れた時や車検の時などに

 

「新しい部品に交換しました!」な〜んて整備士から言われると

 

「もう壊れないなー!」と、なんだか安心しませんか?

 

実は、そんな、とても良いイメージの純正部品ですが

ここ数年、品質の低下が問題となっています。

 

実は、この話は、以前読売新聞に掲載されたことがあり

読んだことがある方もいるかも知れませんが、

現場で作業をしている私は、この品質の低下を直に実感している一人です。

 

この純正部品の品質の低下が、ここ数年なぜ起こっているかというと

大きな原因は、2つです。

 

一つ目は、部品を実際に生産している下請け工場などの

工場の職人さんの高齢化が問題。

 

技術力のある職人さんたちが、技術の継承を若い世代に出来ないまま

高齢化になり引退してしまうケースが非常に多くなっています。

 

これは、クルマの部品を作っている工場だけでなく

どの業界も深刻な問題で、日本が誇る技術力が今、失われています。

 

では、クルマの部品などを作る職人の技術力の低下とは

いったいどんなことかと言うと・・・

 

IT化などが進み物を作る機械性能は向上しているのは事実ですが

多くの部品は、複数のパーツを組み合わせたり、最終処理をして完成されます。

 

その組み合わせや最終処理は、機械ではできなく人間の作業によるもので

そこは、非常にアナログな世界なのです。

 

そして、その作業が正しく行われない限り高い品質の部品とは言えず、

そういった組み合わせや最終処理を寸分狂わずにできる職人が

非常に少なくなってきているのが事実です。

 

だから、最近の純正部品は、パッと見は以前から変わらない感じがしても

使って1年も経たないうちに壊れてしまうトラブルが実に多くなっています。

 

これは、エンジンパーツから細かな電子配線に至るまで言えることで

最近では、新品の純正部品でも「品定め」をよ〜くしてから交換するようにしてます。

 

それから、2ツ目の品質低下の原因は・・・・

 

「コスト削減」です。

 

これも、どの業界でも言えることで

クルマ業界に視点を定めた場合、マツダに限らずなんですが

 

経営利益の追求が優先される昨今、

コストを出来るかぎり削減して部品を作っているのが大きな問題です。

 

例えば、RX-8なんかは電子制御部品がRX-7よりはるかに多いので

当然電子系のトラブルが多いのが実態です。

 

電子系の部品にトラブルが起き、修理することになると

絶対的についてくるのが、配線と配線をつなぐ「カプラー」です。

 

カプラーなんか、どこのメーカーの物を使ったって

たいして変わらないような気がしますが・・・

 

メーカー側は、新車時に使用する台数に修理用の補修部品用と

国内に限らず海外までクルマは走っている訳で

電子制御部品なんかは、各車、共通の物を使っていることが多いですから

大量に作ります!

 

だから、カプラー1つだって、コスト削減できれば利益に響くワケです。

 

ってなことで、日本製の高品質で高い金額の物よりも

中国なんかで作られた、見た目は、あんまり変わらない安いカプラーを使います。

 

最初のうちは、安い物だって、はまっていれば電気は流れてくれます。

 

しかし、暑い日も雨の日もジメジメした日も数年間乗りつづけれらてきたクルマ達。

 

そういった、目には見えないけど地味に働いているカプラーが

だんだん劣化してきて、ある日パンクする。

 

結果。クルマが突然動かなくなる・・・・という日がやってきます。

 

実は、なんで「カプラー」の話をしたかというと

 

コスト削減をするばかりに、最近、新品の最初っから

カプラーがきちんとはまらない、って言うか

カプラーが最初っからユルユルの困った電子系の純正部品が増えています。

 

もちろん、こういった部品はメーカー側にクレームを出しますが

伝わっているのか?いないのか?

はたまた、大量に作ってあって在庫があるから対策しないのか?

 

本当のところは分かりませんが、現実問題として対策はほとんで

してくれません。

 

だから、電子系の純正部品を使用して修理する場合は、

自分的には信用ならないのと、修理して、すぐに壊れてはいけないので

必要で自分では作れない部分だけ使用して、配線関係は全て

自分たちで作るようにしています。

 

ダメなのを分かっているのに、使う訳にはいきませんから・・・。

 

こういった2つの大きな問題が、純正部品の品質の低下を招いています。

 

そして、困るのは、ユーザーなので本当に困った問題です。

 

お金を払えば修理して解決できる訳ではありませんから。

 

では、このような事態に陥っている今、ユーザーはどうすれば良いかと言うと

 

自分が言うと、宣伝のようになりますが

 

" 少しでも壊れないように、的確な診断(点検)をたまには受けて

    きちんとメンテナンスする”

 

それに尽きるのではないでしょうか!

 

ちょっと自慢のように感じたら申し訳ないのですが、

 

私のように日々現場で長年作業をしてきている整備士達なら

純正部品の今の現状も把握して、それに対応できるはずです。

 

例えば、さっき電子系部品の配線、カプラーの話しをしましたが

 

「これがダメなら、こうやった対策をしよう!」と言うことが

本当に日々現場で長年作業している人なら分かります。

 

今、エンジンパーツも新品だからといって正直、安心して使えないので

自分の場合は、使えなかったことを考え、お金はかかるのですが

多目にエンジンパーツを取寄せています。

 

このように、お金がかかっても多目にエンジンパーツを取寄せるようになったのは

新しいエンジンパーツで作り上げたエンジンが

部品自体がダメで、壊れた経験をしているからです。

 

このような経験は、ダメージはデッかいですが

日々現場でやっているヤツしか、できない「失敗は成功の元」のような経験です。

 

こういうダメージ大の経験をすると、同じことを繰り返さないために

対策をするようになります。

 

しかし、いくら自分のような整備士達が対策をしたって

 

肝心のユーザーさんが、自分のクルマをきちんとしようと思ってくれない限り

自分たちは、どうしようもできません。

 

みなさんが乗られているRX-7やRX-8は、好きだから乗っているはず。

 

純正部品の品質の低下は、実際に起きていますが、

そこを上手に付合うも付き合えないのも、本当はユーザーの考え一つといえるのではないでしょうか?

 

ネガティブな情報のような発信になりましたが、

この機会にもう一度、愛車との付き合い方を考えてほしいと思います。

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