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ブログ2013.10.21/RX−7(FD3S)とRX−8のエンジン構造の違い①

 ここ2年、RX−8のエンジンブローが続々と増えてきた

 

今日は、その壊れる原因をいきなり話そうか?とも思ったが

その前にRX−7(FD3S)とRX−8のエンジン形状の違いを説明しないと

先に進まないので、まずはその構造の違いの話をしたいと思う。

 

なんていたって、RX−8は何故か時代のせいなのか?ネット上での個人的なド素人の意見が

横行し過ぎていて、どれが本当か分からないオーナーも多いので正す意味でも

きちんとエンジンについて話をしたい。

 

まず、FD3SとRX−8のエンジンを比較して大幅に違う箇所は

一般的には「アペックスシールの形状が3分割から2分割になった」ことだろう。

 

今から10年前は、2分割か?3分割か?どっちが・・・みたいない話しばかりで

他の構造の違いは、あまり騒がれなかった。

 

しかし、実際には、もっと大幅にエンジン形状は変更されている。

 

むしろ今日話す構造変更の方が、エンジンライフにとって重要なのだが

意外に知られていない。

 

では、どこが大幅に変更になったのか?と言うと・・・

 

排気形状が全く変わってしまった点だ!

 

と言ったって「そうだよね〜!」ってすぐに分かる人はいないだろうから

画像で違いをみていこう。

 

まずは、RX−7のFD3Sのエンジンの排気の穴(排気口)の画像だ。

fd3s_engine.jpg

赤い〇の部分から燃焼室で爆発したガスが出てくるにがFD3Sのエンジン排気構造で

三角のローターが、このハウジング(ローターハウジング)内で回転することによって

空気とガソリンと燃料が混ざった気体である混合気が圧縮されて爆発しているワケだ。

 

これに対して、RX−8のエンジンの排気構造は・・・

se3p_engine.jpg

赤い〇の部分に穴が開いていない

 

そう、画像を見てもらえば分かる通り、ローターハウジング内で圧縮→爆発した燃焼ガスは

向って左となりの「サイドハウジング」の下にある四角い穴から排気されているのだぁ

 

もうお分かりだと思うが、RX−8はローターハウジングから排気されていなくて

燃焼ガスは、お隣さんから出て行く構造。

 

だから、排気メカニズムは、同じロータリーでもRX−7とは全く別物なわけだ。

って言うと、「じゃ〜RX−8の排気はどうやって出ているの?」と疑問に思われる方も多いと思う。

 

じらすようで悪いけど作業が詰まっているから、それは次回のお楽しみということで

 

今日もお付合いありがとうございます<(_ _)>

ブログ2013.10.13/車高調入れたって走りは安定しない

RX−7のFD3Sが生産中止になって早い物で10年になる。

RX−8だって、前のブログでも話したけど初期型なら10年は経過している。

 

そんなロータリーなクルマ達。

 

まだまだ、社外パーツを取付けしたいオーナーは沢山いて

その中でも「足廻り」は、やっぱり車高を落としてカッコ良くしたいとか

ノーマルな走りをよりアクティブにしたいとか思って、いわゆる車高調などを入れたい人が多い。

 

「メンテナンス第一」とか言っておきながら、結構カッコから入るタイプの俺は

その気持ちは、痛いほど分かる

 

でも、やっぱ基本が大事なのね。

 

どんなに高価で素晴らしい車高調を入れたって、その足廻りを支えている

アームの状態や、その付け根がシッカリしてなきゃ素晴らしい足廻りの恩恵を得ることはできない。

 

だから、より安定して今までよりもアクティブな走りを求めるなら

車高調よりも先にブッシュ類をきちんと良好にしないと意味が無い。

 

そりゃ〜ぁ、サスペンションも走行時の振動とかを吸収するよ

でもね、サスペンションを支えるアーム類、もっと突っ込んで言うと、

その付け根のブッシュ類も様々なショックを吸収しているワケだ

 

だから、アクティブに走っても安定した走りを得たいなら

高価な車高調を買う前に、基礎の部分のブッシュ類を先に正すべき。

 

だけど、それをすすめる店が少ないのが問題

まぁ、ただ単に車高調売って取付けした方が利益あるからね・・・

それに、自称プロでも、そんなこと知らない輩が多いのも事実

 

最近、「某有名メーカーの高い車高調が入っているから絶対にお買い得!」と言われて

FD3Sの5型の中古車を買ったオーナーが点検に来た。

 

確かに比較的新しめの高い車高調は入っていたけど走りは酷いもんだった。

 

点検したら、ブッシュはダメ。(タイヤもブレーキもダメ)

アライメントなんか俺に言わせたら明後日の方向にむいているってな具合で

もう、お話にならない状態だった。

 

やっぱり、なんでも基本が大事

ashi02.jpg

上の画像は、その人のFDのブッシュ類ではないけど

取り外してあるピロボールが、手でカンタンに動いてしまうケースが非常に多い。

 

ピロボールが手で動くって、もう役割を果たしていない

 

だって車の車重に加えて、走行時の衝撃が加わって初めて動く部分(部品)が

手でカタカタ動いたら、もう逝っているのは誰でも分かるよね。

 

社外パーツって、すごく魅力的だよ

とくに自分も含めてクルマ好きな奴らは、パーツに目が無い(>_<)

 

だけど、基本を無視してパーツだけに頼ると失敗する。

 

社外パーツを入れるのって、より良い状態を求めるからこそ

高いお金を払うワケなんだから、きちんとした効果を得たいなら

まずは、ベースをしっかりさせることだ。

 

そのことを常に忘れないでほしいと思う。

長くなってきたけど、今日もお付合いありがとう!

ブログ2013.10.07/21万キロ走ったエンジンオーバーホール中

9月末からバッタバタでブログ更新ならず 今日やっと更新できます

 

9月中旬頃に「21万キロ走ったFD3S」のエンジン内部を公開しました。

あの後・・・

 

「自分のFDも15万キロ近くてそろそろオーバーホールを考えているけど

 どの程度エンジン部品を新しくしたら良いのか?」という問い合わせが多かった。

 

確かに、一般的には全ての整備や点検も含めて自分のクルマなのに

オーナー自身の目で状態を確かめたりすることはできない。

だから、どこが悪いかなんて知ることができない

 

うちは、メンテナンスを推奨している店だけに

自分のクルマの状態を知ってもらえば、点検や整備の大切さが分かるので

極力すべての作業を公開している。

 

エンジンのオーバーホール時もエンジンを降ろしたら

オーナーに来てもらって内部の状況を確認してもらって、

どれは使えて、どれは新しい物を使うかなど説明、相談した上で見積もりして

OKが出れば作り上げるんだけど、

 

なかなか自分のクルマでもエンジン内部を見ることはできないのが一般的だ。

 

さて、9月中旬にご紹介した21万キロのFD3S。

 

今回は、結構新しい部品を使わざるおえない状況で、こんな感じに新しい部品を使った。

21mankiro_new02.jpg

メインのエンジン部材しか写真では写っていないけど

このほかにも、当然ながらすべてのガスケットにOリング、

エンジンを繋いで支える長〜いネジのようなテンションボルト全て。

それから、アペックスシールやサイドシール、コーナーシールなどのシール類も全部新品です

 

ただ、新品だからといって、ただ単にエンジンを組みつけたりはしません。

様々な細かい作業(これは企業秘密)を施してからエンジンを作ります。

21mankiro_new01.jpg

・・・新しいエンジン部品を使うと、なんか画像も神々しい感じ

出来上がったエンジンはコレ

21mankiro_new03.jpg

う〜ん、実にキレイなエンジン

 

これから、このエンジンをベースに補機類が取付けられ、エンジンに火が入ります

 

ちなみに、最も最悪なエンジンオーバーホールは、

良さそうと思われる中古のエンジン部品を寄せ集めて作ったエンジンです。

 

チューナーによっては「当たりが出ていて良い!」っていうことを言う人もいますが

それは、例えばレース等で使用する短命一発勝負のような場合のみです。

 

レースカーは、一般車と違って慣らし運転なんかできないし、

最初から全快走行して、レースの時だけ走れてタイムだけ出せればOKで

予備のエンジンは常にあるので、それで構いません。

 

だけど、長く乗り続けるスポーツカーでも一般車の場合は、

きちんと新しい部品を使い、きちんと組み上げ、きちんとしたメンテナンスを行えば

オーバーホール前より長く乗れます。(あくまでもきちんと作ることが重要だよ)

 

安さで勝負的な風潮と言うか世の中の流れはあるけど

やっぱり値段と品質は相応。

 

だけど、すごく高い価格でエンジンオーバーホールを行っている店もあって、

これが実は非常に多くてビックリするけど、実態はいい加減なオーバーホールという

ケースも数多く見ているので、相談先を慎重にオーナー自身が選ぶことも大切

 

それと、ただ単に電話で「エンジンオーバーホール幾ら掛かります?」という

一方的な問い合わせも多いけど、クルマも1台1台状態が違うから

平均的な価格なんて、言えない。

 

だって一度も診察したことない病院に「俺、胃ガンなんですけど手術いくら掛かります?」なんて

病院に聞いて、普通答えてくれる?

 

答えてくれないよね!それと一緒。

 

エンジンをいつオーバーホールしたら良いのか分からない人も多いと思うけど

そういったオーナーは、まずは、状態チェックの点検を受ける事。

 

それしか、ない

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